優生保護法問題の全面解決をめざす10.25全国集会でスピーチ

先週、東京で開催された「優生保護法問題の全面解決をめざす10.25全国集会」で連帯スピーチをしました。

連帯あいさつは、元宮城県知事 浅野史郎さん、雨宮処凛さん、私の3人。

優生思想は今も続いているのではないか、そして、原告が高齢化で亡くなっていく今、国は早期解決を目指すべきとあいさつしました。

以下、挨拶全文です。

優生保護法問題の全面解決をめざす 10.25 全国集会にお集まりの皆さん、お疲れ様です、一般社団法人LGBT政策情報センター代表理事で前衆議院議員の尾辻かな子です。

 私は2005年大阪府議会議員をしていた時、レズビアンであることをカミングアウトしました。見えないマイノリティの見えない問題はいつまでたっても社会の課題にならない。私もそうでしたが、当事者の子ども、若者はいじめられ、自尊感情を傷つけられ、希死念慮が高い。あなたはあなたのままでいい、そのメッセージを届けたいと、日本で初めてのオープンな同性愛者の政治家となり、差別や偏見と闘ってきました。

 ドイツで政権をとったナチスは、ホロコーストとして約600万人のユダヤ人の命を奪い、約20万人の障がい者も命を奪われました。同性愛者もまた、子どもを作らない劣った存在として、法律により罪とされ、逮捕され強制収容所に送られました。

優生思想は過去のものではありません。2018年、杉田水脈衆議院議員、現総務省政務官が雑誌新潮45に「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」と書きました。この記事を見つけ、警鐘をならし、最初にツイートしたのは私です。ツイートは1万リツイートされ、障がい者団体の皆さんからも優生思想であると怒りの声をあげて頂きました。昨年、LGBT理解増進法を議論した自民党の会合で、簗和夫衆議院議員、現文科副大臣は「LGBTは種の保存に背く」と言われました。まさに優生思想です。また、トランスジェンダーが戸籍の変更をする場合は、生殖機能をなくす手術が要件となります。2020年に成立した生殖補助医療法では、第3条4で、「生殖補助医療により生まれる子については、心身ともに健やかに生まれ、かつ、育つことができるよう必要な配慮がなされるものとする。」と障がいのある子どもの誕生を否定するような文言が入りました。いまだに優生思想が入り込んでいます。

だからこそ、過去の間違った優生思想による強制不妊手術について、これ以上国は判断を引き延ばしすべきではありません。亡くなる原告もいらっしゃいます。国は大阪、東京高裁判決を受け入れ、最高裁への上告を取り去げ、一刻も早く謝罪、賠償に踏み切るべきです。皆さんの闘いは、障がいのある方、その関係者の皆さんだけの闘いではありません。次なる優生思想に基づく政策を止め、変える力になります。皆さんと一緒に声をあげ、必ず謝罪、賠償を勝ち取りましょう。ありがとうございました。

2021年末を迎えて

2021年の最後の週となりました。
今年は総選挙もあり、本当に多くの皆さまにお世話になりました。
心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

「最近どうしてるの?」
「今後どうするの?」

お世話になった方々から多数ご心配頂いています。

10月31日投開票の第49回衆議院選挙では惜敗となり、
現在のところ党の大阪第2区総支部長も選挙とともに解任となっているので、
立場としては、立憲民主党の一党員となります。

国会に送って頂いた4年間、
毎日必死で仕事をしてきました。
議席を失った今、頂いたご相談などを国会で質問したり、
解決のために省庁と交渉したりできないのが残念です。

ただ、もう一度、国会で仕事がしたい思いに変わりはありません。

今後については、党からの元支部長へのヒアリングなどの日程もまだ決まっておらず、わからないところもあります。

ということで、2022年は白紙の状態でスタートしますが、
粘り強く、前を向いて進んでいければと思います。

大寒波で本当に寒さ厳しい年末となりました。
お体には十分お気をつけてお過ごしください。
(写真は先日開催されたのふーどばんく大阪のイベントと公園で撮った猫。前に進む決意あふれるポーズだったので。)

追記 駒川中野の事務所はどうなるのかとお問い合わせを頂いております。
事務所は維持しておりますので、ご用事の際は事務所までご連絡ください!

電子為書き&「#おっつんを推す理由 キャンペーン」はじめます!

みなさんの声をはげみに、この4年間、頑張ってこられました。 そして、私にはやり残したことがたくさんあります。
あなたの声が、尾辻かな子の力になります!

【#おっつんを推す理由 キャンペーン】
尾辻かな子を国会に送り返していただきたく、尾辻への応援メッセージや、尾辻の良いところ(!?)、叱咤激励もふくめて、ツイッターで #おっつんを推す理由 とハッシュタグをつけて投稿してくださるとうれしいです。
あなたの周りの人に「尾辻かな子」を知らせてください!おすすめしてください! 

東住吉区の事務所、生野事務所のオープンスペースにも、メッセージ用紙を準備しています。お立ち寄りの際にはぜひ、メッセージをお願いします。
(生野事務所についてはこちら https://otsuji.club/blog/?p=3316


【電子為書き】
「為書き」とは…
激励と必勝への願いを込めて送るもので、「電子為書き」はツイッター上で簡単にメッセージが送れるものです!
https://win.votes.jp/act/load/otsujikanako
#おっつんを推す理由 キャンペーンと合わせてよろしくおねがいします!


#誰も置き去りにしない社会へ

生野事務所オープンしています!

生野区勝山北に新しいスペースができました!
生野区のみなさんのお声を聞くための場所として、また、市民やボランティアのみなさんが気軽に立ち寄れるスペースとしてつくりました!

オープン時間は、毎日、朝9時から夜18時までです。
尾辻かな子への応援メッセージを書いていただける「#おっつんを推すキャンペーン」のための用紙も準備しています。スペースにお越しの際は、ぜひお願いします!

大阪市生野区勝山北2-16-17
TEL:06-6718-2001 FAX:06-6718-2002

政府が、ひとり親世帯向けの給付金を再支給する方向で調整に入ったとの報道を受けて、議員立法「ひとり親世帯給付金 年内支給法案」の提出者として、国会Twitterで発信しました。

<尾辻かな子議員>

 野党で11月16日、低所得であるひとり親に、もう一度、給付金をお配りをする法律案を出しました。これによって政府が動き、ひとり親世帯に給 付金を出す調整に入りました。三次の補正予算でも、ひとり親だけではなく、低所得世帯に対する給付金を検討していただきたいと思っています。

<国会Twitter>

<ひとり親世帯に臨時特別給付金を年内に追加給付する法案を提出>

https://cdp-japan.jp/news/20201116_0253 #立憲民主党

<ひとり親世帯向けの給付金、再支給へ 予備費の活用視野:朝日新聞デジタル> https://www.asahi.com/articles/ASNCV6DRGNCVUTFL007.html

決して疑わないこと

「決して疑わないこと」 (2000年のワシントンのパレードでのスピーチより)
アメリカ合衆国 下院議員 タミー・ボルドウィン(ウィスコンシン州選出・民主党)尾辻注 現在は上院議員 2006年訪米時に面談しました。

目を閉じると、1987年にワシントンのパレードにいたことを思い出します。どうして 行進したのでしょう?1987年、私は25歳で、郡の執政委員に選ばれてまだ1年目でし た。カムアウトしていました。自分が何者であるかということに正直であることと、 自分の夢を追いかけることを、分けて考える必要がないのだと気付いたのはこのとき です。自分に正直であることも、夢を追いかけることも、どちらもできるのです。カ ムアウトする決断をした時というのは、私の人生において最も恐ろしい、凍えつくよ うな瞬間でした。だから、私は行進しました。自分の恐怖を勇気に変えるため。孤独 をつながりに変えるため。怒りを希望に変えるため。

目を閉じると、1993年にもパレードにいたことを思い出します。どうして行進したの でしょう?1993年、私は31歳で、ウィスコンシン州議会に選ばれたばかりでした。ゲ イやレズビアンのヴィジビリティのパワーに、一筋の光を感じました。同性愛者であ ることを公表して州議会議員に選ばれた初めての人間として、私がウィスコンシン州 議会に当選したというニュースが流れ、私のもとに、ひとりの若い男性から電話がか かってきました。彼の声は震えていました。ノーザン・ウィスコンシンに住んでいる という彼は、私に「ニュースを見ました。今、自分について、今までとは違うものを 感じます」と言いました。私は行進しました。彼や、他の人たちが、もしかしたら、 恐怖を勇気に変え、孤独をつながりに変え、怒りを希望に変えることができるかもし れないと思ったから。

目を閉じると、1999年1月にも同じ場所を訪れたことを思い出します。私は、合衆国 下院議会の選挙を目前にして、ここに来ました。階段を登るとき、行進した人たち、 私の選挙をサポートしてくれた人たち、そして、私の後に続くゲイやレズビアンの候 補者のための道を切り拓くことに協力してくれた人たち、すべてを思い出していまし た。私が挑戦しようとするとき、みなさんはいつも私と一緒です。そして、みなさん や、私自身のこの公民権運動への参加、AIDSに関する取り組みから学び取った教訓 は、今、活かされています。すべての人への医療保障、教育の機会拡大、民主主義の 中にいて声を上げられない多くの人のために毎日戦っているわけですが、これまでに 学んだ教訓は、いつも私に力を与えてくれます。

今、目を開いて、私はこのワシントンの行進に参加しています。この歴史ある街を、 私は訪れています。私は38歳になり、下院議員となりました。どうして行進するので しょう?私たちの権利に反対する人、皮肉を言う人、現状を変えようとしない人に挑 戦するために、私は行進するのです。そして私は、未来ある、すばらしい、勇気付け るような、そんな新しい世代のために行進するのです。彼らの恐怖を勇気に変え、孤 独をつながりに変え、怒りを希望に変えることができるかもしれないと思うから。

私は今、確信を持って言うことができます。
決して疑わないこと。希望を持てる理由があるということを。
決して疑わないこと。下院議会が、ヘイトクライムをより広く定義した法案を可決す る日が来ることを。
決して疑わないこと。各州が、結婚を通して認められる権利のすべてを含む平等な権 利を、私たちにも認める日が来ることを。
決して疑わないこと。職場における差別を禁止した法案が可決される日が来ること を。
決して疑わないこと。ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーや トランスセクシュアルの人たちが、他の市民に認められている権利の、それ以上で も、それ以下でもないものだけを欲しているのだということに、いつの日かアメリカ が気付く時が来ることを。

私たちは、自分たちの手で変えなければならないのです-自由に生きられる世界を夢 見るのならば。
パートナーの写真をオフィスの机に飾れる世界を夢見るなら、あなたが彼や彼女のの 写真をオフィスに置きましょう。夢見た世界に生きることができます。
パートナーの手をつないで街を歩ける世界を夢見るなら、あなたが彼や彼女の手を とってください。夢見た世界に生きることができます。
同性愛者であることをオープンにした議員がもっといる世界を夢見るなら、あなたが チャレンジしましょう。夢見た世界に生きることができます。
職場のパーティーにパートナーを連れて行くことができる世界を夢見るなら、例えそ れが連邦下院議会のパーティーであっても、是非あなたが彼や彼女を誘ってくださ い。私は、私のパートナーを連邦下院議会のパーティーに連れて行き、そして、夢見 た世界に現実に生きています。

私たちを虐げるものには、2つのものがあるということを覚えていてください。「彼 ら」と「私たち自身」です。私たちは、社会をつくっています。朝起きたら突然、 「今日からは自分のことをオープンにして生きられる」という日が来ていたなんて、 そんな魔法のようなことはありません。私たち自身がオープンに活動することで、私 たちが「今日からは自分のことをオープンにして生きられる」という日を現実のもの となるようにするのです。最初は少人数でも、次第により多くの人たちで。誰もがあ るがままに生きられる、誰もそのことを疑わない日が来るまで。

決して疑わないこと。私たち自身がこの世界を創るのだということを。なぜなら、私 たちは、自分たちで未来を決められる、民主主義社会という幸運な世界に生きている のですから。

(日本語訳 azusa yamashita)
ホームページ http://tammybaldwin.house.gov/


タミー・ボールドウィン
アメリカでレズビアンであることを公表している唯一の国会議員(下院議員)。
ウィスコンシン州選出(民主党)。1962年生まれ。


NEVER DOUBT
Congresswoman Tammy Baldwin

If I close my eyes, I can remember being here in 1987. I came to this city, this historic place, these steps. Why did I march? I was twenty-five years old and just one year into my first term in elective office in. I was OUT. I was at the point in my life where I had just realized that I did not have to choose between being honest about who I am and pursuing the career of my dreams. I could do both. And that moment of decision was, at once, one of the most terrifying and one of the most freeing of my life. So I marched …. to replace my fear with courage, my isolation with belonging, my anger with hope.

If I close my eyes, I can remember being here in 1993. I came to this city, this historic place, these steps. Why did I march? I was thirty-one years old and had just been elected to the Wisconsin State Legislature. I had just gotten a touching glimpse of the power of our visibility. After a statewide news story announced that I was the first openly gay or lesbian person to be elected to state-level office in Wisconsin, I received a telephone call from a young man. His voice was wavering. He was from Northern Wisconsin and he said, “I read the story and I feel differently about myself today.” So I marched…so that he and others might be able to replace fear with courage, isolation with belonging, anger with hope.

If I close my eyes again, I can remember coming to this city, this historic place, these steps in January, 1999. Only this time, I climbed these steps to take the oath of office. And as I climbed those steps, I remembered all those who had marched and mobilized – those who helped pave the way for my election and the election of those who will come after me. You are with me every time I pass through those doors. And the lessons learned from you, from my participation in this civil rights movement, and from organizing against AIDS are now being applied, empowering me as I fight everyday the battle for health care for all, increasing educational opportunities, and fighting for many others who lack a voice in our democracy.

Now, with open eyes, I am experiencing this march. I come to this city, this historic place, these steps. I’m 38 years old and I’m a Member of Congress. Why do I march? I march to challenge the naysayers, the cynics, and the keepers of the status quo. And I march for a promising, inspiring, and incredible new generation…so they might replace their fear with courage, their isolation with belonging, their anger with hope. And I can say with conviction: Never doubt that there is reason to be hopeful. – NEVER DOUBT that Congress will pass legislation that expands the definition of hate crimes. – NEVER DOUBT that the states will grant us equal rights, including all the rights afforded couples through marriage. – NEVER DOUBT that we will enact legislation ensuring non-discrimination in the workplace. – NEVER DOUBT that America will one day realize that her gay, bisexual, and transgendered sons and daughters want nothing more – and nothing less – than the rights accorded every other citizen.

BUT WE MUST MAKE IT SO – by daring to dream of a world in which we are free. So, if you dream of a world in which you can put your partner’s picture on your desk, then put his picture on your desk…and you will live in such a world. And if you dream of a world in which you can walk down the street holding your partner’s hand, then hold her hand… and you will live in such a world. If you dream of a world in which there are more openly gay elected officials, then run for office…and you will live in such a world. And if you dream of a world in which you can take your partner to the office party, even if your office is the U.S. House of Representatives, then take her to the party. I do, and now I live in such a world.

Remember, there are two things that keep us oppressed … them and us. We are half of the equation. There will not be a magic day when we wake up and it’s now OK to express ourselves publicly. We make that day by doing things publicly…first in small numbers, then in greater numbers, until it’s simply the way things are and no one thinks twice. NEVER DOUBT that we will create this world, because, my friends, we are fortunate to live in a democracy; and in a democracy, WE decide what’s possible!

東京レズビアン&ゲイパレード 2006アーカイブより

https://web.archive.org/web/20070903182301/http://parade.tokyo-pride.org/6th/message.shtml

国政報告会・「都構想」学習会開催のお知らせ


おかげさまで大変多くの皆さまにお申し込みいただき、定員が迫ってまいりました。
ご登録がまだの皆さま、お早めにお申し込みください。(2019年12月19日)

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第200回臨時国会の報告と併せて、来秋に行うとされている大阪市廃止分割構想いわゆる「都構想」の動きについて、ジャーナリストの吉富有治さんをお招きしての学習会を開催いたします。

また、終了後には吉富さんにもご参加いただき、懇親会を開きます。
ご家族、ご友人などお誘いあわせの上、ぜひお越しください。

日 時:12月22日(日)14:00~(受付13:30~)
講 師:吉富 有治さん(ジャーナリスト)
    「どうなる都構想 どうなる選挙」
場 所:阿倍野市民学習センター(阿倍野区阿倍野筋3-10-1 あべのベルタ3F)
https://osakademanabu.com/abeno/access
参加費:無料
申し込みフォーム:https://kokucheese.com/event/index/584684/

※懇親会は17時~、 近隣の飲食店で行います。参加費は3,000円程度。

講師プロフィール:ジャーナリスト。1957年愛媛県西予市生まれの大阪育ち。金融誌記者、写真週刊誌記者を経てフリーランス記者に。専門は地方自治と地方政治。テレビやラジオ、新聞などでコメントも。著書に『大阪破産』『橋下徹 改革者か壊し屋か』など。近著に『緊急検証 大阪市がなくなる』

お申し込みは、申し込みフォームにご記入いただくか、
尾辻事務所までお電話・FAXでお願いいたします。

尾辻かな子事務所
TEL: 06-6606-1225
FAX: 06-6606-1226

2019年11月12日 消費者問題に関する特別委員会

大臣の政治理念について、 消費者庁発足10年 について、 預託法 建議、意見を受けて 、 地方消費者行政 消費生活相談員の会計年度任用職員への移行 について等を衛藤大臣に質問しました。

※会議録はこちらからご覧くださいhttp://otsuji.club/blog/wp-content/uploads/2019/11/令和元年11月12日消費者問題第3号04_尾辻かな子委員.pdf