外国人受け入れ制度及び多文化共生社会のあり方に関する検討PT・視察

しげる工業株式会社で、外国人労働者の現状についてヒアリング。

太田市役所でヒアリング。外国人集住都市会議に参加している15都市のひとつ。

太田市内の農業関係の外国人労働者の状況視察

外国人受け入れ制度及び多文化共生社会のあり方に関する検討PT(プロジェクトチーム)として群馬県太田市、大泉町を視察しました。

しげる工業では、ベトナムからの技能実習生、日系ブラジル人の方を派遣として雇っておられます。ベトナム語の通訳が2人おり、マニュアルもベトナム語で作っているとのこと。

太田市役所では、時間をかけて多文化共生を進めてきたこと、日本語の苦手な児童、生徒への支援体制の話などを聞きました。全国外国人集住都市会議では、新たな外国人材の受入れについて(意見書)を内閣官房・法務省へ提出されています。

最後は、農業現場へ。インドネシアからの技能実習生がほうれん草の収穫作業。
働き手不足、家族帯同不可、期限が来たら帰国する実習制度の難しさ、昨年改正された入管法に対応するための書類準備の大変さなどをお聞きしてきました。

法務省の対応は入国管理が主であり、日本で暮らしていくための支援は自治体まかせになっているのが現状です。政府の外国人材の受け入れ・共生のための総合的対応策はいまだ取りまとめもされていません。今回の入管法改正はあまりに拙速です。